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* 戯言日記 * 妊婦編 *

調子が良いときにまとめて更新してます(^^ゞ

2025.05.07
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2008.11.08
2:30ごろ
 お股に違和感が。
 じんわり温かい感覚。
 お漏らしみたいな…?
 あっ、きっと破水だ!!

 慌ててダンナに報告。
 「たぶん破水したみたい…。看護師さん呼んできて」

 ダンナ、「分かった」と言ってナースステーションへ。
 が、一人で戻ってくる。

 ???

 ダンナ、「いや、今入れる雰囲気じゃない…」と。
 どうも私よりちょっと前に入院してきた妊婦さんが今まさに出産中の模様。
 当直の看護師さんはそちらにかかりきりで、ナースステーションには
 人がいなかったらしい。

 いや、でもこっちもそんなの待ってられないよ!!!(>_<)
 いいからもう一回行ってこーい!!!

 今思えば枕元にナースコールがあったんだから、自分で押せば良かった…。
 でもそんな頭も回らないほど、わけわかんなくなってたんだよね…。

 因みに私の「破水かも?」は高位破水だったみたいです。
 赤ちゃんが入っている袋の上の方が破れたということ。
 だから羊水もちょろちょろとしか出ず、お漏らししたような感覚になった、と。
 下の方で破水すれば、もっと勢いよくどっと出るから、間違いなく破水!と
 素人でも判断できるそうな。

 で、ダンナが一度引き返してきたとき、分娩室では出産は既に済んでおり、
 後処理も終わったところだったそうです。
 この方とは入院中に仲良くなって連絡先も交換。
 追い立てちゃってごめんね~、と、謝っておきました。
 こんなの自分でコントロールできないんだからしょうがないんだけど、
 でもなんだか申し訳なかったね…;;;

 さて、ダンナが二度目に呼びに行って、ようやく看護師さんが病室へ。
 「あっ、もう赤ちゃんの頭が見えてる!!」と言われたのは覚えてます。
 で、すぐ分娩室!! となりました。

 もうね、こっちは痛みもMAX、わけがわからん状態でした。
 看護師さんに引っ張られるままに、スリッパも履かず靴下で分娩室まで歩いて移動。
 たった数メートルの距離が、とてつもなく長かった…(>_<)

 ついに分娩台の上へ。
 ここでは1回ぐらいしかいきんだ記憶がありません。
 もんのすごく痛い波が来て、いきもうとしたら(というか勝手にいきんでしまう)
 先生に「ああダメだよ、今頭が出てるところだから。今いきんだら裂けちゃう!」
 と叱られました;;;
 で、看護師さんの指示に従って、「はっ、はっ、はっ、はっ」といきみ逃し。
 その後先生の言った言葉が、あまりにおかしくて、でもあまりに的確で、
 今でも忘れられません。
 「便秘のときの硬~いう○ちを出すつもりでね、ちょっとずつ、ちょっとずつ…」
 ね、おかしいでしょ?
 でも本当にその通りなんですよ(笑)
 あの力加減。たしかに思いっきりいきんだら切れちゃうわね(^_^;)
 赤ちゃんとう○ちじゃだいぶ違うんだけど、あの出てくる最中の挟まってる感と
 出口の痛~い感じは似ているかも(失礼;;;)。
 先生、自分は絶対経験してないはずなのに(男性)、どうして分かるの?(^^ゞ
 で、結局、え○んは少々裂けました;;;
 そうなる前に切開しちゃうところもありますが、この先生はなるべく自然に任せて
 分娩しましょう、という方針で、切開はしませんでした。
 #後で説明されましたが、ひどく裂けてしまいそうな人は切開するそうです(^_^;)

 「ほら、頭が出ましたよ。あとはすぐだ」と先生。
 言われたとおり、頭さえ出たら、あとはするりでした。
 つるっ、というか、にゅるっ、というか、まぁそんな感じ。

 頭より下を取り出している最中、先生がぼそっと「あ、泣くわ…」と。
 なんとまだ身体全体が出きっていないというのに、胸が出たあたりで
 産声を上げてくれました!!
 おおお~~~!! 元気だぁ~~~!!!(≧ω≦)

2:45
 会いたくて会いたくてしょうがなかったベビがついに出てきてくれました!!
 先生、すぐに「あ、ダンナさん似だね」ときっぱり断言(^_^;)
 まだへその緒を切っただけで産湯にもつけていない、出てきたばかりのベビを
 抱かせてもらい、もう、なんともいえない気持ちになりました。
 涙が溢れて止まらなくって、「よく出てきたねー、頑張ったねー」って(ノ_;)
 ずっとそればっかり言ってたような気がします。
 もう、さっきまでの痛みなんかどうでもいいよ。
 というか、本当にけろっと忘れたよ。

 しばし感動の母子の対面をした後、ベビは産湯やら計測やらで連れて行かれ、
 私は私で、胎盤を取り出す処置に。
 「ご主人は一度退室…」という声が聞こえ、ここで初めて「あっ、いたの…?」と
 なりました(笑) 可哀想に…;;;
 いやね、立ち会いすることにはなっていたけど、邪魔になるといけないと思って
 私の頭側の(私から見えない)位置にいたし、これまた邪魔になるといけないと思って
 声も掛けなかったんですって(^_^;)

 胎盤も問題なくするりと取り出すことができ(胎盤癒着なんて事態になると大変。
 出産が済んだからといってまだ油断できないのですよ)、裂けたえ○んも
 縫い合わせてもらい(これがめちゃくちゃ痛かった! 出産の痛みに耐えたのに、
 なんで!? ってぐらい痛かった。先生曰く、出産して、張りつめてた皮膚が
 たるんだ状態になるから、痛みが増幅するそうな;;;)、ようやくほっと一息。
 子宮を冷やしてもらいながら、分娩台の上でしばし休んでおりました。
 この頃にはベビも服を着せられて、連れて来られていました。

 ダンナと二人で色々話しながら、今私のお腹から出てきたばかりの、
 もにょもにょ動く不思議な生き物をずっと眺めておりました。
 どれだけ見てても全く飽きない。まだお猿さん顔してるけど世界一可愛い!!

 あ~、ついに産まれたんだな~。

 この子を見てると、涙腺がばかになったみたいに、いくらでもじんわりじんわり
 涙が出てくる。
 回らない頭で、じっと我が子を見つめる新米ママなのでした。

 さて、孫の誕生を心待ちにしていた新米じじばばは…。
 …誰一人間に合いませんでした;;;

 いやもう先生すら予測不可能なぐらいお産が速く進んだようで。
 「初産とは思えない! こういう人は、二人目はもっと速いですよ!」ですって。

 最初先生が「明け方だろう」と見立てたから、皆そのつもりでいたんです。
 で、私が分娩室に移動した時点でダンナが両家に連絡を入れようとしたら、
 「そんな時間ないよ! もう産まれちゃう!」と言われて断念したそうで。
 結局産まれてから「産まれ(ちゃっ)たよ」と連絡するしかなかったのです。
 ま、分娩室に入って15分で産まれたので、どっちにしろ間に合わなかったんですが。
 立ち会いはダンナだけとしても、分娩室の外で「おぎゃー」を聞きたかった、と、
 両家のじじばばに言われました(^^ゞ


* * * * * * * * * *


そんなこんなでお産を振り返ってまいりました。
ちょっと生々しいところもあったかもしれないけれど、一生のうちに
そう何度も経験できないこと、新たな生命を産み出すという神秘的な体験、
これは記録しておかなくちゃ…、と、長々と書いてまいりました。

因みに、痛みの経験をもう一つ書き加えておくと、出産後、
これまで最大限に大きくなっていた子宮が元の大きさに戻ろうとする痛みも
とんでもなく痛かったです。
陣痛だって要は子宮収縮の痛みですからね。
私はどうも子宮の戻りが速かったらしく、陣痛再来?ってぐらいの痛みでした。
退院する頃にはけろっとしていましたが(^^ゞ

こんなに痛い痛いと書いてきて、出産未経験者を脅かしてしまうかもしれませんが、
でも、たしかに痛いんだけれど、子供ってそれを上回る幸せをもたらしてくれます!
一生ずっと痛いわけじゃないし。
育児はまだまだ始まったばかりだけれど、日々成長していく姿を見るのが
本当に楽しみで楽しみで♪
だから心配ないですよ(*^_^*)

今ここで、我が子に言いたい。
「産まれてきてくれて、ありがとう。これからもずっと、よろしくね!」
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